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「マンマ・ミーア!」のようなミュージカル映画はなぜ盛り上がるのか?その歴史とオンラインカジノとの関連性を探る

「マンマ・ミーア!」はABBAの曲をふんだんに使用したミュージカル映画

70年代から80年代を圧巻したポップバンド、ABBAの曲をふんだんに使ったマンマ・ミーア! (Mamma Mia!) は、ジュークボックス・ミュージカルの世代的な代表作と言えるでしょう。
ABBAの音楽をただ使用しているだけでなく、イギリスの劇作家キャサリン・ジョンソンが彼らの曲を基にしてストーリーが作られているなど、ABBAが非常に深く関わっていることでも有名です。
この記事では、名作「マンマ・ミーア」についてと、ミュージカル映画の歴史、ミュージカル映画が盛り上がる理由、そしてミュージカル映画さながらの盛り上がりのあるオンラインカジノについて解説します。

ミュージカル映画の歴史

ミュージカル映画というのは、映画のジャンルの一つで、ストーリーの途中途中で俳優が歌を歌う作品を指します。
ただ歌を歌うだけでなく、音楽によってストーリーが展開するものも多く、通常の映画とは違ったストーリー展開、雰囲気、盛り上がりがあるため、昔から根強いファンが多いジャンルです。

初期(1920~1930年代)

ミュージカル映画の歴史は古く、最初の長編映画は1927年に公開された『ジャズ・シンガー』と言われています。
そもそもこの頃は映画自体がまだ始まったばかりだったこともあり、あまり質はよくないことと、昔からある舞台作品をそのまま撮影したものが多いのですが、ジャズ・シンガーも同様でした。
しかし、1930年代の世界恐慌により職にあぶれたダンサーたちがこの業界に流れ込んだことで状況は一変します。
1933年の『四十二番街』を皮切りに、本格的なミュージカル映画がどんどん作成されるようになりました。

黎明期(1940~60年代)

1940~1950年代はスター・システムが導入され、一大人気ジャンルへと成長していきます。
ジュディ・ガーランドやジーン・ケリー、フレッド・アステアなど、有名俳優が次々と誕生し、『巴里のアメリカ人』や『オクラホマ!』、『イースター・パレード』のような映画で大衆的な娯楽映画の地位を不動にした他、ジュークボックス映画のような短編映画がレストランに設置されるなど、さまざまな種類のミュージカル映画が普及しました。
また、60年代になるとシネマスコープが導入され、映画も大型化されていきました。
もともと制作費のかかるジャンルですが、これにより更に費用がかかるようになったため、超大作がメインに作られるようになっていきます。
この時期には、『サウンド・オブ・ミュージック』のような今でも語り継がれる名作も公開されています。

衰退期(1970~80年代)

前述の通り、制作費の肥大化が原因になり、超大作の商業的失敗が目立つようになったのがこの時期です。
失敗が続き、制作費が用意できなくなり、俳優も少なくなる……といった悪循環から、しばらくは商業的に成功する作品はでなくなってしまいましたが、一方で、ミュージシャンをメインに置いたジュークボックスが流行し、小規模ながらも一ジャンルとして一部のファンに受け継がれていきます。

現在 (1990年代以降)

1990年代に、ディズニーが『美女と野獣』をはじめとするアニメ映画をミュージカルで行い、それが大ヒットしたことから、ミュージカル映画の新たな道が開かれます。
また、表題の「マンマ・ミーア!」も2008年に公開され、この頃からブロードウェイ映画の復興が始まります。
くわえて、以前はあらかじめ録音しておいた音源に合わせて俳優が口パクをして合わせるようなものが主流でしたが、技術の進歩により、俳優が実際にその場で歌いながら撮影することが可能になりました。
その形式で商業的に大きく成功した作品には、2012年に公開された「レ・ミゼラブル」があります。

ミュージカル映画はなぜ盛り上がるのか

通常の映画でも音楽は使われていますが、とりわけミュージカル映画を好む人のなかには、良さとして「盛り上がり」を挙げる人も多いです。
というのは、通常の映画では、基本的に音楽はBGM、つまり舞台背景として音楽が使用されるのに対し、ミュージカル映画では音楽がメインです。
音楽にこだわりがある人はもちろんのこと、音楽それ自体の要素としてリズムやメロディなどによる、ある意味精神的に直接訴えかける効果があることから、ストーリー展開で視聴者を引き込ませるだけでなく、音楽それ自体の美しさ、楽しさで盛り上げることが可能です。
そうした理由から、通常の映画より楽しく見れると感じる方が多いのかもしれません。

なぜオンラインカジノはミュージカル映画と同じように盛り上がるのか?

ミュージカル映画のような盛り上がりがあるものとして、オンラインカジノが挙げられます。
オンラインカジノでは、プレイに合わせて音楽がかかるものが多く、そのタイミングもミュージカル映画のように細かく計算されているからです。

Vera&Johnの例

例えば、Vera&Johnのようなギャンブルサイトでは多種多様なゲームが用意されていますが、パチスロのように「当たり」そうな時には特別な音楽がかかるなど、ミュージカル映画のような要素が盛りだくさんとなっています。
また、同オンラインカジノのブラックジャックでは、カジノディーラーが、実際のミュージカルで使用されたものと似た衣装を着ており、かなりミュージカルを意識しています。
これは、ゲームが新たに開発される時、プレイするユーザーに親しみを持ってもらうために、ミュージカル映画を含む映画などをベースにしたり、そこからアイデアを得たりしているからです。

まとめ

「マンマ・ミーア!」は時代を超えて語り継がれる名作ですが、その背景には多くのミュージカル映画の成功と失敗、そして試行錯誤があります。
今では、その経験や歴史がミュージックビデオを始めとして、色んなジャンルに応用されており、オンラインカジノもその一つです。

時代に思いを馳せて、ミュージカル映画を見ながらギャンブルというのもオツかも知れません。